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<中韓>国交正常化20周年を来年に控えた両国が抱える7つの矛盾―韓国紙

Record China    2011年11月24日(木) 8時43分

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22日、韓国紙は「『成人の友情』、韓国と中国の7大矛盾」と題した記事で、来年で国交正常化20周年を迎える両国が抱える7つの課題を指摘した。写真は中国吉林省にある世界遺産「高句麗王城」。

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2011年11月22日、韓国紙・中央日報は「『成人の友情』、韓国と中国の7大矛盾」と題した記事で、来年で国交正常化20周年を迎える両国が抱える7つの課題を指摘した。23日付で参考消息(電子版)が伝えた。以下はその内容。

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北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃事件から1年。北朝鮮の挑発的態度は言うまでもないが、中国が見せた態度もまた大きな衝撃だった。これが来年で国交正常化20周年の「成人の年」を迎える両国関係について、韓国で「経済熱、外交温、安全冷」と言われる所以である。中国もまた「いつ不穏な動きが表面化してもおかしくない関係」と見ているようだ。

7つの矛盾点を指摘したのは、韓国で2008年の北京五輪を機に発足した中韓関係の課題と解決策を研究する「TKC」(Team of Korea−China)プロジェクトのメンバー7人。まずは中韓関係にとって最大の脅威は「北朝鮮」だと指摘する。天安号沈没事件と延坪島砲撃事件で中国が見せた北朝鮮寄りの態度は「順調ではない未来」を暗示するというもの。

2番目の矛盾は「朝鮮半島の統一問題に対する見方」。中国は韓国が北朝鮮を吸収する形での統一を望んでおらず、実は現状維持が最も望ましいと考えている。そのため、韓国は統一しても中国に対する友好は変わらないと安心させる必要がある。

3番目は「米韓同盟」。中国はこれが北朝鮮の挑発行為の阻止だけでなく、中国を包囲する目的もあるのではないかと疑っている。中国は今後韓国に対し、米国と同等の待遇を求めてくると予測される。4番目は「領有権争い」。韓国が実効支配している東シナ海沖の岩礁「蘇岩礁(韓国名:離於島)」と「間島」(現在の中国吉林省東部の延辺朝鮮族自治州一帯)の問題も当然含まれる。

5番目は「歴史問題」。中国東北部の歴史研究を目的とした中国の国家プロジェクト「東北工程」では、高句麗と渤海を中国史の地方政権として扱っていることで韓国側が「韓国古代史の略奪」と激しく抗議している。6番目は「ソフトパワー」。中国の強国化戦略と韓国の国際地位向上を目指す努力が「価値観の相違」としてぶつかる恐れがある。

そして、7番目は「経済と貿易」。中国の競争力向上により、両国間の貿易は「相互補完」から「競争」へと変化。貿易摩擦が起きる可能性も高まった。では、民族主義が特に強い中国と韓国が強い絆で結ばれるには何が必要なのか。それは、互いの信頼を基に意見や忠告をしてくれる「争友(そうゆう)」関係になることである。(翻訳・編集/NN)

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