明朝復興に尽力した最後の皇族、その墳墓を発見―甘粛省蘭州市

Record China    2011年11月24日(木) 15時52分

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22日の中国新聞ネットの報道によると、中国・甘粛省蘭州市で明朝の皇族に関係する墓が2基発見された。

2011年11月22日の中国新聞ネットの報道によると、中国・甘粛省蘭州市で明朝(1368年〜1644年)の皇族に関係する墓が2基発見された。

延長王(朱識[金奔]―ジュウ・シーベン)は、明朝が滅びた後、明朝の復興に尽力したが、願いが成就する事はなかった。明朝最後の皇族である。

墓跡は蘭州市にある牧畜獣医研究所の西側で発見された。蘭州市博物館の副館長によると、墓は盗掘や雨水の浸食により状態がひどく、遺跡を整理しながらの緊急発掘だったという。

今回の発掘では、盗掘による被害もあり、出土品は25点で、遺骨も散乱していた。明代の銅貨や銅製の刀剣などが発見され、墓が明代皇族のものとする決め手になった玉杯も含まれている。

発掘は先月29日から今月8日まで行われ、11日間の作業でようやく2基の墓の輪郭が現れたという。

今回の延長王に関する遺跡の発見は蘭州市では初めてであり、明代皇族の埋葬様式などを知る上で、学術的に貴重なものとなった。博物館の専門家は出土品のさらなる研究と鑑定を行うとしている。(翻訳・編集/内山

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