Record China 2018年2月2日(金) 6時20分
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29日、韓国メディアは、日本統治時代の名残として使われている言葉の一つ「ヤマ(山)」が、韓国でどのような意味で使われているかについて報じた。写真は富士山。
2018年1月29日、韓国・アジア経済は、日本統治時代の名残として使われている言葉の一つ「ヤマ(山)」が、韓国でどのような意味で使われているかについて報じた。
記事によると、韓国言論界では「ヤマをうまくつかまなければならない」「ヤマが分からない」など依然として多く使われており、さらに古い世代では腹が立った時に「ヤマが回る」とも表現するという。ここでの「ヤマ」は現在日本でも使われていない意味。さらに、日本統治時代には「先端」「絶頂」「核心」という意味でも使われたそうだ。以降、韓国メディアで「ヤマ」という言葉が多く使われるようになったと伝えられている。
ただし「ヤマが回る」の意味については意見が分かれているようだ。直訳すると「先端が回る」などと解釈できるが、「頭のてっぺんまで怒っていること」なのか「日本の火山を象徴する比喩的な意味」なのかさまざまな意見があるという。記事では「日本でも帝国主義時代以降ほとんど使わない言葉になったため、明確な語源を知ることは困難」と伝えている。
一説では仏教用語である「夜摩天」という言葉から来たという話も。しかし、仏教では理想郷の一つと言われる兜率(とそつ)天よりもいい天国と認識されていることから、「腹が立つ」とあまり関係がなさそうにみえるとのこと。
「ヤマが回る」と最も関連のある解釈として、工事現場で使う「ねじ」から始まったという説も紹介されている。日本統治時代にはねじ頭の盛り上がった部分を「ヤマ」と呼んでおり、ドライバーが空回りしてねじが入らないと「ヤマが空回りする」と言っていたという。ねじが間違って刺さってしまうと作業をやり直さなければならず、これは作業者の立場からすると「腹立たしい」ことであるから、「ヤマが回る」という言葉が「怒り」を意味する言葉になったと解釈できるというのだ。
これを受け、韓国のネットユーザーからは「日本でもあまり使われていない言葉だったのか」と驚く声が上がる一方で「誰が使ってるって?」「最近では代わりの言葉が多く使われる」などの声も見られ、韓国でもあまり使われなくなってきているようだ。
「日本語反対」の意見も目立ち、「ここは韓国なのだから韓国語を使って」「韓国語を正しく使うことすら大変なのに、日本統治時代の言葉を知る必要がある?」「日本語の残滓はなくすべきなのに、最近では『ツンデレ』が流行してる」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/松村)
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