Record China 2011年11月29日(火) 21時50分
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25日、中国在住の韓国人ブロガーが「常識ではない常識」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は上海虹橋駅。
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2011年11月25日、中国在住の韓国人ブロガー、金宰賢氏が「常識ではない常識」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。
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中国では時々、自分の常識では理解できないことに出くわす。先週の土曜日、上海虹橋駅で週刊紙を買った。さすがは華東エリアで最も重要な鉄道の中枢だけある。自分が今まで見た中で1番広くて近代的な駅だ。話を元に戻そう。筆者が買った新聞は毎週土曜日の発売。だから何の疑いもなしに、その日発売の新聞を手に入れたと思っていた。
ところが、新聞を広げてビックリ。先週土曜日のものだったのだ。代金は当然返してもらえるものだと思いながら販売コーナーに戻り、「さきほど買った新聞は先週のものでした。返品させてもらえますか?」と尋ねてみた。すると、「できない」との返事。もう1度聞いたが、同じ返事だった。筆者は結局、新聞をカウンターに置いて立ち去った。
先週と同じ新聞はいらないし、彼女のやり方に抗議を示すためだ。100歩譲って先週の新聞を置いておくまでは許すとしても、筆者の常識で考えれば、返品に応じるのは当たり前だ。誰がわざわざ発売日当日に先週のものを買いたがるだろうか?最先端の設備を誇る立派な駅でこのような出来事が起きるとはガッカリだ。
以前から中国では「ウィンウィンモデル」は非常に少ないと思っていた。特に外国人と中国人の取引ではまずありえない。だが、実は中国人同士の取引や日常生活でも「ウィンウィン」などないに等しいのである。中国人は目先の利益しか考えない。これは中国経済が短期間で発展し過ぎたせいではないだろうか。
ビジネスマナーを知らず、法の整備も不十分のため、多くの人が「自分だけが勝つ」ことしか考えていない。人を騙すことがその典型的な例だ。だが、中国では騙された側は同情されない。簡単に相手を信用した自分が悪いのだ。騙した側も責められない。それどころか、騙すのも能力の1つだとみなされる。
筆者の常識は中国では間違っているのかもしれない。だが、やはり自分の常識を貫いていこうと思う。どれくらいの人に認めてもらえるかは分からないが、いつか筆者の常識と筆者の周りの中国人との常識が同じになる日が来ることを願っている。(翻訳・編集/NN)
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