Record China 2011年12月2日(金) 6時30分
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30日、個人資産1000万元(約1億2000万円)以上を所有する中国人富裕層が台湾の約5倍の111万人に上ることが分かった。資料写真。
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2011年11月30日、台湾紙・旺報によると、中国本土で個人資産1000万元(約1億2000万円)以上を所有する富裕層は台湾の約5倍の111万人に上る。中国新聞社が伝えた。
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台湾の対外貿易発展協会市場調査研究処がまとめた調査レポートによると、11年に投資可能資産(自宅用不動産を含まない資産)1000万元以上を所有する中国本土の富裕層は58万5000人だった。これに不動産を加えると、個人資産1000万元以上を所有する富裕層は、昨年の約96万人から15%増の約111万人となり、台湾の同22万8000人の約5倍に上る。
同協会の関係者は「中国本土の富裕層は著しく増加している。世界経済は不安定な状況が続いているが、中国の高級品市場は富裕層の下支えによって世界で唯一不景気の影響を受けない市場となっている」と分析する。
また、招商銀行やボストン・コンサルティング・グループなど、各種調査機関の中国人富裕層に対する調査によると、中国本土の富裕層は北京、上海、深セン、広州などに集中し、華東地区や華南地区の沿岸部に分布している。さらに、大きな特徴として、平均年齢が36〜39歳と非常に若いことが挙げられている。
一方、消費傾向を見ると、これら富裕層の年間平均消費額は190万元(約2280万円)で、うち約40%が服飾品やレジャー・娯楽に消費されており、同協会は中国本土の富裕層だけで合計7000億元(約8兆4000億元)以上のビジネスチャンスが存在すると指摘している。(翻訳・編集/HA)
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