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ロック大使の清廉ぶりが中国民衆を虜に、当局が嫉妬?報道規制命じる―米紙

Record China    2011年12月3日(土) 17時33分

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1日、ゲイリー・ロック米駐中国大使の清廉ぶりが中国民衆の心を鷲掴みにし、中国役人の腐敗ぶりを際立たせている。これに慌てた当局が報道機関にロック氏報道を控えるよう命じたようだ。写真は11月、遼寧省瀋陽市の高校を訪問し、大歓迎を受けたロック大使。

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2011年12月1日、ゲイリー・ロック(駱家輝)米駐中国大使の清廉ぶりが中国民衆の心を鷲掴みにし、中国役人の腐敗ぶりを際立たせている。これを快く思わない中国当局が報道機関にロック氏関連報道を控えるよう命じたようだ。米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。

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米国史上初の中国系大使となったロック大使はその飾らない人柄と贅沢を好まない清廉ぶりで広く中国国民の心を掴んでいる。北京理工大学の胡星斗(フー・シンドウ)経済・中国問題教授はこうした現象について「ロック大使の存在が余計に中国役人の腐敗ぶりを際立たせている。中国の人々は大使を称賛することで役人や官僚体制に対する不満をぶちまけている」と指摘する。

これに中国指導部と官制メディアは慌てふためいた。8月15日付光明日報は「大使の体に流れる中国人の血と飾らない人柄は世界中の中国人から愛されている。米国は中国人に中国人を抑えさせ、中国の政治を混乱させようと企んでいるのでは?」、9月22日付環球時報は「米国の大使が中国で政治スターと化している。これではとても米国が中国を尊重しているとはいえない」と報じた。

ところが、これに中国民衆が激しく反発。ミニブログは批判の書き込みで溢れた。これを受け、当局は報道規制を敷く決断を下したようだ。ある中国メディアの編集長は匿名を条件に「官制メディアが大使の批判記事を掲載した後、当局から口頭で『大使の報道を逐一報道するな。報道を極力減らせ』とのお達しがあった」と話している。(翻訳・編集/NN)

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