2011年12月4日、鳳凰網は、サッカー・中国スーパーリーグの広州恒大クラブが、アジアを代表するスーパースター、韓国のパク・チソンの獲得を狙っていると報じた。

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2011年シーズンを制した広州恒大。その戦力は圧倒的な資金力に支えられている。今夏にはブラジル全国選手権MVPのコンカ（アルゼンチン）を獲得し、盤石の体制を築いた。同クラブが昨シーズンから獲得を狙っているのが英名門クラブのマンチェスター・ユナイテッドに所属するパク・チソンだ。

しかしパク・チソンは今夏、契約を2013年6月まで延長した。年俸は公開されていないが、1250万ユーロ（約13億円）もの高給と予想されている。ルーニー、リオ・ファーディナンドに次ぐ第3位。

しかも肖像権収入はパク・チソンが得るよう条件も変えられたという。韓国でのパク・チソン人気は絶大で、CM契約料は韓流トップスターを上回るという。2007年にナイキと交わした12年間の契約だけで、収入は120億ウォン（約8億3100万円）に達する。

マンチェスター・ユナイテッドに支払う違約金、パク・チソンの年俸、英国から中国に移籍することに伴う肖像権収入減少の補償金などを考えれば、獲得には3億元（約36億8000万円）が必要になると鳳凰網は試算している。

もっともそれだけの金額を広州恒大が用意したとしても、なお移籍は困難だとある韓国人記者は語った。パク・チソンは韓国スポーツ界の「プライド」そのものであり、格の落ちる中国スーパーリーグへの移籍を韓国国民は認めないだろうとコメントした。（翻訳・編集/KT）