恐るべき濃霧、空気を汚染し呼吸系統患者を増加させる―中国

Record China    2011年12月6日(火) 10時57分

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5日、中国中央気象台は濃霧の警戒レベルを引き上げた。

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2011年12月5日、中国中央気象台は濃霧の警戒レベルを引き上げた。中国新聞ネットが伝えた。

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濃霧は5〜6日の午前にかけ範囲を拡大し、北京市や天津市などでは可視度は200mを下回った。濃霧は7日から南下し、消散するという。

高速道路をはじめとした各種交通関係などに当局から注意が促され、首都北京の空港では5日、200便以上が欠航となった。北京市環境保護局の杜(ドゥ)副局長は同局の公式マイクロブログで、「空気汚染は中程度であり、心臓病患者や呼吸器系疾患の患者は特に注意が必要」と発表し、健康な人でも野外活動は控えるよう注意を促した。

4日から、北部・天津市の空は濃霧に覆われた。なかなか消散しない濃霧が呼吸系統の患者を拡大させている。天津市総病院や第一中心病院などでは、診察を待つ患者の大半が呼吸器系統の症状を訴えており、その中でも高齢者や幼児が目立ったという。

天津市第一中心病院感染科の楊(ヤン)主任によると、診察した42人中、呼吸系統の病気は3分の2を占め、病院全体でも通常の10%ほど増加したという。さらに楊主任は、呼吸系統患者の増加は濃霧と密接に関係していると話していた。当局はマスクの着用を励行し、外出からの帰宅時には顔など露出部分の肌は洗浄するようアドバイスしている。(翻訳・編集/内山)

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