台湾人はなぜ韓国人のように反日ではないのか―中国メディア

Record China    2018年2月12日(月) 22時30分

拡大

11日、環球時報は中国国民党党員で台湾大学政治学部教授の張亜中氏による「台湾の『媚日』はどうしてこんなに激しいのか」と題する評論記事を掲載した。写真は台湾花蓮地震の被災地。

2018年2月11日、環球時報は中国国民党党員で台湾大学政治学部教授の張亜中(ジャン・ヤージョン)氏による「台湾の『媚日』はどうしてこんなに激しいのか」と題する評論記事を掲載した。

記事は「地震が起きて各方面から続々と義援金が集まるのは、人間の性質として普通のこと。しかし、台湾が2011年の東日本大震災で最も多くの義援金を提供したということで、台湾のネットユーザーは今回の花蓮地震に対する日本人からの義援金を『恩返し』などと喧伝している。彼らにとって、日本と台湾は親密な友人のようだ」とした。

そのうえで「50年に及んだ日本の台湾統治では少なくとも40万人の台湾同胞が殺害された。ならば韓国人同様日本人を激しく恨むのが筋だろうが、多くの台湾人が日本を親密な友人だと考えるのか。それは紛れもなく、歴史の曲解と隠蔽が大きな理由だ。日本統治時代初期、多くの台湾の英雄が日本に抗って犠牲になった。日本人はこの英雄たちを恨み、統治期間中に彼らの話をすることを許さなかった。そして同時に、台湾の新興貴族やエリートたちは日本からの利益を享受していた。その末裔が自らの家族の不忠を粉飾し、自らの利益のために非客観的かつ公正でない台湾史を並べ立てているのだ」と論じている。

さらに「1945年の日本の敗戦は、台湾にとって日本による植民統治を徹底的に省みるチャンスだった。しかし内戦にかまけていた国民党は、植民統治時代に日本の恩恵を受けていた貴族、エリート層の協力なしに台湾を統治できなかったため、日本の台湾での悪行に対する反省は行われなかった。49年に本土に新政府ができると、国民党当局は米国の支持を必要とし、台湾は日米の戦略と一体化した」とした。

そして「李登輝元総統を始めとする『皇民』の残党たちは、日本の植民時代における台湾の近代化を称賛し、その悪行には全く触れなかった。悲しいことに、その後の国民党リーダーも台湾史を論じることの重大さに気づかなかった。馬英九(マー・インジウ)前総統さえ、執政期間中に八田與一氏の墓前に参拝した。さらに、民進党は朝野いずれの立場においても日本を肯定、美化し、台湾の若者に偏った日本統治史を植え付けている。そして、日本政府の台湾に対する友好的な行為を誇張し、台湾人に日本が最も友好的だと思わしめているのだ」と主張している。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携