2015年のシンガポール軍事費、10年比59%増へ=中国の脅威に備え―英調査機関

Record China    2011年12月13日(火) 8時25分

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11日、IHS Jane’sはこのほど、最新の報告書を発表。東南アジア諸国にとって中国の台頭は脅威であり、軍備競争に拍車をかけることになると指摘した。写真はシンガポール。

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2011年12月8日、ロイター通信によると、防衛・安全保障の専門研究組織であるIHS Jane’sは最新の報告書を発表した。2010〜2015年のシンガポールの軍事費が230億ドルに達し、哨戒機や軍用ヘリなど装備の充実化がはかられるとされ、中国の台頭が東南アジア各国に軍事費を増加させる大きな要因になっている。11日付で環球時報が伝えた。

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IHS Jane’sのアナリストによれば、シンガポールの2010〜2015年国防予算は59%も増加するという。シンガポールは東南アジア諸国の中で唯一中国やロシアから軍備を購入したことのない国であることから、欧米の軍需企業はシンガポールの動向に注目している。

中国とシンガポールの関係は良好で、経済的な結びつきも深いが、隣国であるマレーシアやインドネシアとの関係は複雑なため、東南アジア諸国にとって中国の台頭は脅威であり、軍備競争に拍車をかけることになると、IHS Jane’sのアナリストは指摘している。

報告書では、シンガポールはボーイング社の空中給油機KC−135を所有しているが、近い時期にその代替機として同社KC−46Aを購入する可能性が高いとしている。また、汎用ヘリコプターをAS 332からUH−60MブラックホークかユーロコプターEC 725に替える可能性が高いという。(翻訳・編集/岡田)

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