北京が再開発で近代化、「本来の魅力を失っている」―スペインメディア

Record China    2011年12月15日(木) 11時22分

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12日、北京は年々近代化が進み、魅力を増しているように見えるが、スペインメディアは「北京は本来の魅力を失いつつある」と指摘した。写真はおしゃれなストリートに変身した北京の胡同・南羅鼓巷。

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2011年12月12日、新華網によると、中国の首都・北京は再開発が行われ次々に高層ビルが建てられるなど年々近代化が進み、魅力を増しているように見えるが、スペインメディアは「北京は本来の魅力を失いつつある」と報じた。

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記事は、そうした近代化の目立つ部分は洗練さもなく時代遅れで、わずかに残された魅力ある空間も年々減少の一途をたどっていると指摘。市街地には耐え難い渋滞と汚染された空気ばかりで、農薬の影響で1980年代以降は真夏の風物詩であるセミの鳴き声すら聞こえなくなっているという。

また、北京の下町の魅力を代表する「胡同」(路地)も減っている。北京独特の街並みは次々に取り壊され、そこに住んでいた人々は郊外への転居を余儀なくされており、他に代え難い魅力を持つ胡同には確かにある種本当の意味での豊かさがあったと記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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