北朝鮮が平昌五輪に乗じて「魅力攻勢」も、韓国国民は冷めた反応―英紙

Record China    2018年2月16日(金) 9時50分

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14日、英紙フィナンシャル・タイムズの中国語版サイトは、北朝鮮が平昌冬季五輪に乗じて「魅力攻勢」をしかけているが、韓国国民の反応は冷ややかだと伝えている。写真は平昌五輪会場。

2018年2月14日、英紙フィナンシャル・タイムズの中国語版サイトは、北朝鮮が平昌冬季五輪に乗じて「魅力攻勢」を仕掛けているが、韓国国民の反応は冷ややかだと伝えている。

記事によると、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の実妹・金与正(キム・ヨジョン)氏が高位級代表団を率いて韓国を訪問し、融和姿勢を見せ、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の早期訪朝を呼び掛けた。北朝鮮の選手団や応援団も各国の注目を集めている。

一方、韓国国民の間では、こうした北朝鮮の「魅力攻勢」に冷ややかな空気が流れているという。

南北統一を研究する韓国の政府系シンクタンク、韓国統一研究院(KINU)の金泰宇(キム・テウ)元院長は、「北朝鮮との対話を実現するには、米国など国際社会から理解を得ること、国民を説得すること、という2つの壁がある」とし、「韓国国民の多くは、北朝鮮がいつ態度を一変させるかと信用していない。韓国政府がどこまで対話姿勢を貫けるかに懐疑的な見方をする人も多い」と指摘する。

韓国国防研究所(KIDA)の専門家は、「韓国の特に若い世代は、北朝鮮に少しも好感を抱いていない」と指摘する。

韓国統一研究院が行った世代間の意識格差調査でも、南北統一に反対する人の割合は60代では30%だったのに対し、20代では60%に上るという。(翻訳・編集/岡田)

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