Record China 2018年2月12日(月) 12時20分
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11日、米VOA中国語版サイトは、北朝鮮の金与正氏が韓国の文在寅大統領との会談で、文大統領の訪朝を望む金正恩氏の意向を伝えたことについて、「米韓協力を試す狙いがある」との見方があることを伝えた。写真は板門店。
2018年2月11日、米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版サイトは、北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)氏が韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との会談で、文大統領の訪朝を望む金正恩(キム・ジョンウン)氏の意向を伝えたことについて、「米韓協力を試す狙いがある」との見方があることを伝えた。
韓国大統領府は10日、金正恩氏にとって唯一の妹である金与正氏を通じて伝えられた訪朝のオファーに対し、文大統領が「訪朝実現に向けた適切な環境づくりを進むことを願う」と語ったとしている。
記事は「金正恩氏が、文大統領に早い時期の平壌訪問オファーを出した。この新たな発展が、閉鎖的な共産党国家に圧力をかけて核兵器開発を放棄させようとする米トランプ政権の努力を妨害する可能性があるとの分析が出ている」とした。
米シンクタンク・大西洋評議会のシニア研究員であるロバート・マニング氏は「金正恩氏による、米韓間に亀裂を走らせようとする実に高明な措置。南北首脳会談のカードを切って朝鮮半島統一を望む人々の心を利用することにたけている」と分析した。
記事はまた「これまでの南北首脳会談では、韓国が北朝鮮に対して大量の経済援助をする結果となった。米海軍分析センターの国際問題主任のガウス氏曰く『もし文大統領が過去の大統領と同じ轍(てつ)を踏むようなら、北朝鮮に圧力をかけるトランプ政権の努力に損害を与えることになる』」としている。
さらに「北朝鮮が平昌五輪への代表団派遣を発表して以降、文大統領は米国と北朝鮮との間で綱渡りを試みている。北朝鮮を非核化に向けた協議のテーブルに戻そうとすると同時に、北朝鮮の『ほほ笑み外交』を国際制裁緩和や核兵器プロジェクト完成までの時間稼ぎとみなしている米国の憂慮を打ち消そうとしているのだ」とし、ペンス米副大統領が開会式後に文大統領と会談した際「韓国は引き続き北朝鮮への圧力を支持してくれると信じている」と語ったことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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2018/2/11
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