Record China 2018年2月15日(木) 6時20分
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14日、韓国メディアによると、韓国自動車業界3位の韓国GMが、約2100人が働く群山工場を5月末までに閉鎖することを明らかにした。資料写真。
2018年2月14日、韓国・朝鮮日報によると、韓国自動車業界3位の韓国GMが、約2100人が働く群山(クンサン)工場を5月末までに閉鎖することを明らかにした。
GMは「群山工場の3年間の工場稼働率が20%に満たず、工場の閉鎖は避けられない」と工場閉鎖の理由を述べている。約2100人の労働者に対し職場移動などの措置はなく、全員が希望退職の対象となっている。
米国GM本社は群山工場閉鎖にとどまらず、韓国内の他の工場閉鎖も取り上げ、韓国政府に対し資金支援や減税などを求めている。GMのDan Ammann(ダン・アマン)社長は12日(現地時間)、ロイターのインタビューで「(韓国)政府、労働組合との交渉の結果を基に、数週間のうちに残りの工場(閉鎖)の有無を決定する予定」とし、「時間がなく、誰もが迅速に動かなければならない」と述べた。
産業通商資源部は、群山工場の撤退決定前日の12日夜に口頭で通知を受けたという。同部関係者は「全く予想していなかったことで、これらの決定を聞いてあきれた」と述べた。企画財政部、産業通商資源部、金融委員会は13日、企画財政部のゴ・ヒョングォン第1次官主宰で緊急会議を開き「GM側の一方的な群山工場の生産中止と閉鎖の決定について、深い遺憾を表明する」と発表した。
韓国GMは全羅北道(チョルラプクト)の群山工場の他に、仁川(インチョン)市の富平(プピョン)工場と慶尚南道(キョンサンナムド)の昌原(チャンウォン)工場を運営している。全体の雇用者数は直接雇用が1万4200人余りで、協力会社の従業員らを含めると30万人になる。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「労組のやっていることが度が過ぎたんだ」「全て労組のせいだ」「労組の連中は自らの行為がブーメランとなって帰ってきた」「会社が赤字でも労働者に成果給を支払わないといけない国は韓国しかないだろう」など、過激な行動を繰り返す労働組合への批判の声が多く見られる。
その他「日本より賃金は高いのに生産性は落ちる。誰だって撤退するだろう」「GMの合理的な意思決定を尊重する」などと納得を示すコメントも寄せられている。(翻訳・編集/三田)
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