Record China 2011年12月22日(木) 0時50分
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20日、上海市公安局が警察用車両の集中管理で高い成果をあげていることが分かった。2003年から大幅な改革に取り組み、稼働率の引き上げやコスト削減に加え、現在は市民から批判の高かった公用車の私用撲滅にも成功している。
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2011年12月20日、上海市公安局が警察用車両の集中管理で高い成果をあげていることが分かった。2003年から大幅な改革に取り組み、稼働率の引き上げやコスト削減に加え、現在は市民から批判の高かった公用車の私用撲滅にも成功している。中国の各メディアが伝えた。
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03年以前は部門ごとに車両を管理していたため、車両の稼働率が低く、給油や洗車に手間がかかる上、高い維持費が問題となっていた。車両の配備数にも偏りがあり、通報を受けてもパトカーが足りず出動が遅れる事態もあったという。
しかし現在は、パトカーなど200台以上ある警察用車両をパソコン上で一括管理しており、車両の使用状況をリアルタイムで把握。使用登録をすればすぐに出動できる体制が整っており、車両の使用率は以前の50%から97%超に改善、1台あたりの走行距離も年平均1.2万キロ以下だったのが1.8万キロに増加した。
さらに入札で決めた民間の管理サービス会社が給油、洗車、メンテナンスなどを一括して請け負うことで、ガソリン消費量が全体で20%減少し、メンテナンス費用は27%の削減に成功した。
また同局はパトカー不足を解消するため、警察用ナンバーと一般ナンバーの車両保有比率を従来の1対1から7対3に引き上げた。11年3月17日時点で、同局の所有する車両のうち分局や県公安分局の車両は全体の80.4%で、パトカーは全体の88.5%を占める。パトカーの台数が増えたことで市民からの110番通報にも迅速な対応ができるようになり、警察官からは「事件の捜査解決の効率が上がった」との声も出ている。
このほか集中管理制度を導入したことで、幹部用に高級車を購入したり、公用車を私用目的で使うことがなくなった。同局は今後も厳格な車両管理を行うとしている。(翻訳・編集/JX)
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