Record China 2018年2月20日(火) 1時10分
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19日、中国人民ラジオ局は、国産の最新戦闘機開発を進める日本と韓国が米国のF35ステルス戦闘機を大量購入する理由について、中国の軍事ウォッチャー・傅前哨氏の解説を伝えた。資料写真。
2018年2月19日、中国人民ラジオ局は、国産の最新戦闘機開発を進める日本と韓国が米国のF35ステルス戦闘機を大量購入する理由について、中国の軍事ウォッチャー・傅前哨(フー・チエンシアオ)氏の解説を伝えた。
F35は米ロッキード・マーティン社が開発した第5世代のステルス戦闘機。日本は40機、韓国は60機を購入すると伝えられている。傅氏は「もともと第3、第4世代を併用してきた日韓両国が、古いF4、F5の第3世代機を引退させ、F35を導入することで第4、第5世代の併用に切り替える目的があるほか、ロシアと中国がすでに第5世代戦闘機を完成させており、軍事バランスを保つために急いでF35を購入する必要があった」と説明した。
また、日韓両国はそれぞれ自国で第5世代戦闘機の研究開発を行っているものの、今もなお解決できない技術が多いと指摘。「ステルス性能自体の技術が掌握できていないほか、ステルス機に欠かせないウエポンベイが造れていない。日本の『心神』はただの実証機であり戦闘機ではなく、韓国のプロジェクトでも弾薬を翼の下か機体の腹につるす方向だ。これではステルス戦闘機にはならない。苦労して第5世代機を造っても大した価値が得られない」と論じている。
一方で、F35を大量購入してうまく使えるようであれば、自ら戦闘機を研究するよりも安く上がり、技術レベルも自主開発品より高いことから、F35の購入によって日韓の第5世代戦闘機開発はご破算になる可能性が高いとした。
傅氏は「もし日韓が第5世代戦闘機開発計画を諦めれば、世界先進の航空技術に追いつくチャンスを失うことになり、航空工業に打撃が及ぶ可能性もある。一方で、自主開発を強行すれば、より多くの費用を投じる必要があり、大きな損失を出すという高いリスクを持っている。総じて、F35を大量に導入するようなら、日本でも韓国でも第5世代戦闘機を自前で研究開発する可能性は大きく下がる」と説明している。(翻訳・編集/川尻)
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