中国軍が早くも北朝鮮入り?金正恩氏の要請受け、昨年すでに「密約」も?―香港紙

Record China    2011年12月23日(金) 23時12分

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22日、香港紙は、中朝国境付近で聞いた話として、北朝鮮の後継指導者・金正恩氏の要請を受け、中国人民解放軍がすでに平壌に派遣されたと報じた。写真は中朝国境を流れる「鴨緑江」付近。

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2011年12月22日、香港紙・アップルデイリーは、中朝国境付近で聞いた話として、北朝鮮の後継指導者・金正恩(キム・ジョンウン)氏の要請を受け、中国人民解放軍がすでに平壌に派遣されたと報じた。

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金正日(キム・ジョンイル)総書記死亡の発表を受け、同紙記者は20日、中朝国境の街、吉林省延辺朝鮮族自治州の延吉市と図們市に到着。そこで、中国がすでに人民解放軍の精鋭部隊を北朝鮮に派遣し、正恩氏を助け、平壌の治安維持に努めているとの情報を入手した。

ただ、これが事実かどうかについては確認が取れていないとしている。派遣されたのは武装警察との情報もある。規模についてははっきりしていない。だが、この情報筋は外国人記者の目につきにくい図們の方から北朝鮮側に移動したことは確かだとしている。

また、同省長春市で得た情報によると、昨年、金総書記が訪中した際、同市で胡錦濤(こ・きんとう)国家主席との会談が行われたが、実はこの時、すでに金総書記は「自分亡き後」の正恩氏を胡主席に託していた。そのため、今回、中国に助けを求めた正恩氏を胡主席が助けるのはごく自然なことだという。

中国は北朝鮮の最も親密な戦友として、金総書記の死亡が発表されると、真っ先に弔電を送ったほか、胡主席ら政治局常務委員9人が全員、北京の北朝鮮大使館に弔問に訪れている。こうしたことから、中朝関係は毛沢東金日成時代の名残をまだ色濃く残していることがうかがえる。

中国は1950年に勃発した朝鮮戦争で多くの志願兵を北朝鮮に送り込み、18万人を戦死させている。今回の派兵の噂が本当なら、2度目の「義勇軍」派遣となる。(翻訳・編集/NN)

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