世界的歌手エド・シーランが旭日旗を使用?韓国人教授がSNSで直接抗議=韓国ネット「がっかり」「欧米人はよく知らないから…」

Record China    2018年2月21日(水) 11時10分

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19日、韓国・誠信女子大学の徐敬徳教授は、英国出身の世界的歌手エド・シーランが広報動画に旭日旗のデザインを使用したと明らかにした。写真は旭日旗。

2018年2月19日、韓国・誠信(ソンシン)女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授は、英国出身の世界的歌手エド・シーランが広報動画に旭日旗のデザインを使用したと指摘した。徐教授は平昌(ピョンチャン)五輪期間中、「日本の戦犯旗(旭日旗)での応援を退治しよう」というキャンペーンを主導してきた。韓国・スターニュースなど複数のメディアが報じた。

記事によると、徐教授は同日、「五輪やW杯など世界的なスポーツ行事のたびに登場する旭日旗応援を退治するため情報提供を受けてきたが、意図せずネットユーザーを通じてエド・シーランの旭日旗使用の事実を確認した」と伝えた。

今月12日、100万人を超えるフォロワーを持つエド・シーランのSNSのアカウントにインターネットテレビの広報動画が掲載されたのだが、その中に旭日旗のデザインが使用されていたという。その後、「韓国のファンのみならず多くのアジアファンから抗議や非難の書き込みが相次いだ」ため、最終的に当該動画は削除されることに。しかし、現在まで特別な説明はないとのこと。

これを受け、徐教授は「無条件に非難や批判ばかりするのではなく、今回の件を通じてエド・シーランに旭日旗の何が問題なのかを正確に教え、二度と使用できないようにすることが重要」とし、「エド・シーランのさまざまなSNSアカウントを通じて旭日旗関連の英語映像を送った上、米紙の旭日旗広告などを集めて『ナチスのハーケンクロイツと同じ意味』という内容の抗議書簡も送った」とした。

また以前、米ロックバンド・ワンリパブリックのボーカルの旭日旗模様の入れ墨が物議を醸したことについても言及し、「今後は世界的なセレブたちがこれ以上旭日旗のデザインを使用できないよう、引き続きキャンペーンを行っていく」と明らかにした。

徐教授のチームは4年前に世界的歌手ジャスティン・ビーバーが自身のSNSに靖国神社を参拝する写真を掲載して波紋を呼んだ際も、SNSアカウントを通じて正当な抗議および書簡を送り、神社の問題点を指摘したとされる。

韓国のネットユーザーからは「がっかり!」「エド・シーラン好きだったのに…。いくら東洋の歴史に関心がないとしても、あれはナチスの旗と同じようなもの」など非難の声が目立ち、韓国政府に対しても「韓国政府がこれまで仕事をしてこなかったからじゃない?日本は広報が上手だけど、韓国は関心もないしいつも後れをとっている」との指摘が出ている。

一方の徐教授には「かっこいい」「本当にありがとうございます!旭日旗は追いやるべき。もっと頑張って下さい!」など応援メッセージが寄せられた。

ただし「欧米人は旭日旗のことをよく知らない。デザインに引かれるようだ」「韓国でも歴史を知らない人がハーケンクロイツを使うのと同じ」と分析する声も上がり、中には「でもさ、(問題の動画の)色は戦犯旗というよりマケドニア国旗みたいだけど(笑)」とするユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)

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