Record China 2011年12月26日(月) 14時38分
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25日、中国の温家宝首相は北京の人民大会堂で野田佳彦首相と会談した。
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2011年12月26日、新華ネットの報道によると、中国の温家宝首相は25日、北京の人民大会堂で野田佳彦首相と会談した。
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温首相は次のように述べた。中日は間もなく国交正常化40周年を迎える。この40年間、中日関係は大きく発展し、各分野の交流・協力が大きな成果を収めた。一衣帯水の隣国の中日が平和共存、子々孫々の友好、互恵協力、共同の発展の道を歩むことは、両国と両国人民の根本的利益に合致し、アジアと世界の平和、安定、繁栄に役立つものである。中日の四つの政治文書は歴史的経験と教訓を全面的に総括したもので、それに含まれる諸原則を順守し、存在する問題や意見の相違を適切に処理し、中日関係の長期的、安定的、健全な発展を確保しなければならない。
温首相は次のように指摘した。現在、世界的金融危機の根深い影響が広がり続け、世界・地域情勢の複雑さ、深刻さは予想を超えている。中日は一層緊密に手を携えて挑戦(試練)に対応し、戦略的互恵関係を深めることが必要であり、その条件もある。そのため双方はチャンスをしっかりとらえ、二国間、地域、国際問題の中で対話と意思疎通を強め、確実に有効な措置をとり、相互信頼を積み上げ、協力を拡大するための堅実な基礎を固めなければならない。中日は良き隣人、パートナーとなるべきで、ライバルになるべきではない。
温首相は次のように強調した。中国は日本とともに新たな情勢の下、中日の経済・貿易協力の発展方向、重点分野、有効な措置を深く研究し、協力の中で現れた問題を協議し、解決することを願っている。双方は中日省エネ・環境保護総合フォーラム、グリーンエキスポなどの仕組みとプラットホームとしての役割を一層生かし、中日省エネ・環境保護投資基金を早期にスタートさせ、中日エコ工業パークをしっかり運営し、省エネ・環境保護、グリーン経済、低炭素経済、ハイテク分野の協力のレベル向上と規模拡大に力を入れる。中国は日本と緊密に協力し、両国の自国通貨金融市場の発展を促し、中日韓3カ国自由貿易圏構築プロセスと東アジア財政・金融協力を加速することを願っている。中国は引き続き日本の災害復興を支援し、これに参加する。双方は防災減災および原子力発電の安全面で経験交流を強化し、実務協力を進めることができる。
温首相は次のように述べた。中日関係の発展には両国人民の相互理解と友好的感情を持続的に増進する必要があり、これは中日友好の基礎である。双方は国交正常化40周年記念を契機とし、「中日国民交流友好年」の催しをしっかり行い、文化、教育、メディア、青少年交流を強化する。
野田首相は次のように述べた。日中両国が間もなく国交正常化40年を迎える時に訪中の願いがかない非常にうれしく思っており、今回の訪問が日中の戦略的互恵関係の深化に重要に作用することを希望している。日中の政治的相互信頼を増進することは両国関係発展の重要な基礎であり、中国の発展は日本を含む国際社会にとってチャンスである。日本は引き続き日中の四つの政治文書の精神に従い、中国とのハイレベル交流を強化し、政党、議会、民間交流を強化し、重大な地域的、世界的課題についての意思疎通と協力を緊密にし、手を携えて挑戦に対応し、二国間関係の発展をはかり、地域の平和と繁栄を促すため積極的に努力することを願っている。日本は両国の経済・貿易、エネルギー・環境保護、金融、災害復興などの分野の協力を強化し、共に発展するパートナーとなることを願っている。
朝鮮半島情勢について双方は次のように確認した。朝鮮半島の平和と安定の維持は関係各国の共通の利益にかなうものである。関係各国が引き続き共に努力し、対話・協議を通じ、半島の関係の問題を解決し、6カ国協議の早期再開をはかり、半島の平和と安定を促進し、地域の末永い安定を実現することを希望する。
会談後、両国指導者は省エネ・環境保護、青少年交流などの協力文書の調印式にともに出席した。
会談に先立ち、温首相は人民大会堂北ホールで野田首相の歓迎式を行った。馬培華民主建国会中央常務副主席、楊潔チ(竹かんむりに褫のつくり)外相、張平・国家発展改革委主任、陳徳銘商務相、程永華駐日大使らが出席した。(編集/RS)
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