Record China 2011年12月27日(火) 10時16分
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25日、米華字サイト・多維新聞は記事「野田首相の訪中に過剰な期待は禁物」を掲載、訪中直後のインド訪問は中国を牽制する「絶妙の日程」だと指摘している。写真は北京到着時の野田首相。
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2011年12月25日、米華字サイト・多維新聞は記事「野田首相の訪中に過剰な期待は禁物」を掲載した。
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26日に帰国した野田首相は、27日からインドを訪問する。『環球時報』は26日付の記事で学者の意見を引用し、「戦略的、心理的に中国を牽制する意味を持つ絶妙な日程だ」と指摘し、「日中両国の経済的相互依存は高まり続けているが、野田総理の訪中を手放しで喜ぶことはできない。中国の軍事問題の背後には米国が影を落としている。日本は軍事戦略を米国と一体化させており、米国の牽制が日本の対中外交を難しくしている」と伝えている。
BBCは「冷たい旅」、「収穫の少ない訪中になる」と予測し、日本のメディアにも悲観的な記事が多く掲載された。一方『西日本新聞』は25日付の記事で、野田首相が1984年の訪中団に参加したことに触れ「私は日中交流の子」と語ったことを紹介し、日中の相互不信をぬぐい去る突破口としたいことの現れであると伝えた。
野田首相の訪中日程は二度にわたって変更されている。当初10月18日の訪韓前後に予定でされていたものが、中国側の都合で12月12日から13日に変更され、直前にさらに延期されていた。12月13日が南京大虐殺74周年に当たるためだとみられているが、中国側はなぜ初めからこの点に思い至らなかったのか。中央経済工作会議のために延期されたとの分析もあるが、日本が南シナ海の主権問題に介入し始めたことに対し、中国側が遠まわしに不満を表したものであるとの見方もある。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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