<高速鉄道脱線事故>政府が「人災」を認定、54人を処分―中国

Record China    2011年12月29日(木) 12時39分

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28日、中国政府は7月に浙江省温州で起きた高速鉄道事故の原因について、「人災」だとする調査専門家グループの報告に同意を示し、劉志軍前鉄道部長ら54人を処分すべきとする提言も認めた。写真は7月、事故から3日後の現場。

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2011年12月29日、中国国営新華社通信によると、中国政府は7月に浙江省温州で起きた高速鉄道事故の原因について、「人災」だとする調査専門家グループの報告に同意を示し、劉志軍(リウ・ジージュン)前鉄道部長ら54人を処分すべきとする提言も認めた。台湾のニュースサイト・NOWnewsが伝えた。

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温家宝(ウェン・ジアバオ)首相が28日に開いた国務院(政府)常務会議で、事故調査専門家グループが報告書を提出。事故原因を「列車の制御設備に重大な設計上の欠陥があり、運営に際しての安全審査も甘かった。さらに落雷後の信号系統の故障などに対する応急処置も不十分だった」と断定し、承認された。

また、責任の所在については、鉄道部の劉前部長とその右腕としてプロジェクトの先頭に立った張曙光(ジャン・シューグアン)元運輸局局長、事故区間の信号設備を納入した中国鉄路通信信号集団公司の馬騁(マー・チョン)会長(事故原因の調査中に心臓病で急死)を“主犯格”とした。報告書は、この3人を含む関係者54人の処分を提言、承認された。同事故では死者40人、負傷者は約200人に上った。(翻訳・編集/NN)

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