Record China 2012年1月1日(日) 7時0分
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26日、シベリアで中国に自分の前途を求める若者が増加している。写真はロシア人が多く住む北京の雅宝路。
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2011年12月26日、ロシアの経済ニュースサイト「expert」に「東方に事業の前途を求めて」と題した記事が掲載された。29日付で環球時報が伝えた。
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ロシア・シベリア地方では、モスクワや欧州ではなく中国に自分の前途を求める若者が増加している。長年、この地は就業が難しく、賃金が安いことから、若者の多くは欧米に仕事を求めた。モスクワやサンクトペテルブルクに向かうものや欧米に渡るものはいたが、隣国の中国に行こうという若者は多くなかった。今、この状況に新しいトレンドが生まれている。
現在、ロシアの各種メディアは、日々大量に奇跡的な中国経済の台頭を報道しており、ロシアで「中国ブーム」が起こっている。このブームは現地の表現を借りれば「シベリアのほとんどの大学で中国語の授業が開設され、中国もシベリアに国際文化教育センターなどを設立している」ほどだ。これは疑うべきもない中国政府のソフトパワー戦略にほかならない。
キャリアのある若い専門家も中国へ強い興味を寄せている。ザバイカリスク国立大学を卒業した若い専門家は、今年8月から中国・内モンゴル自治区フルンボイルの研究所で働いている。中国国内で内モンゴル自治区は経済的に発展している地域とはいえないが、中国に外国人を引き付ける力があることは確かだ。
シベリアでは中国の物価の安さが有名だ。中国は食事、交通費など学生用に各種の優遇がある。ロシアの学食では1食100ルーブル(約240円)ほどかかるが、中国の学食ではこの半額で済む。生活費の安さは収入の少ないロシアのインターンシップ生にとって魅力的だ。成長し続ける世界2位の経済大国では各分野の人材が必要とされており、待遇はロシアよりいい。一芸に秀でていれば簡単に仕事は見つかる上、米国人の中流以上の収入が得られる。しかも、中国の物価は米国よりずっと安い。中国に向かうロシアの若者には自分の夢を実現するチャンスがある。(翻訳・編集/渡邊英子)
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