北朝鮮が誘発する米中冷戦構造=中国政府は政策転換の決断を―中国研究者

Record China    2012年1月5日(木) 9時1分

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3日、研究者の鄭永年氏は中国新聞週刊に寄稿し、北朝鮮の未来を予想した。中国が従来の北朝鮮支援政策を継続すれば、東アジアに新たな冷戦構造が到来すると警告している。写真は北朝鮮・新義州の人々。

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2012年1月3日、研究者の鄭永年(ジョン・ヨンニエン)氏は中国新聞週刊に寄稿し、北朝鮮の未来を予想した。米華字ニュースサイト・多維ニュースが伝えた。

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東アジアは新たな冷戦構造の時代を迎えている。朝鮮半島問題は冷戦の産物で、決して新しい問題ではない。問題は今、多方面で変化を迎えていることだ。中でも最大の要因は北朝鮮が米中二大超大国の駆け引きの舞台となっている点だ。

この対立がどこまで深まるかは中国の選択にかかっている。もし北朝鮮に改革開放を求めるのならば、東アジアの冷戦は回避できよう。だがもし北朝鮮の挑発に中国が引きずられるようなことがあれば、東アジアの冷戦は必然的な未来となる。

故に今こそがまさに重要な転機を迎えた局面なのだ。北朝鮮という国際政治的にあまり大きな意味を持たない国が、二大超大国の関係に大きな影響力を持つというばかばかしい状況がある。今こそ中国は決断しなければならない。もし従来の北朝鮮支援政策を続けるならば、その結果は中国の望みと反するものになるだろう。(翻訳・編集/KT)

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