2018年3月4日、中国のスポーツメディア・騰訊体育によると、中国で行われた大会を棄権したスピードスケート女子の小平奈緒について、中国選手から小平をリスペクトする声が上がっている。

中国・長春で行われた世界スプリント選手権に出場していた小平は、3日と4日の500メートルでそれぞれ1位となり、同距離で27連勝を達成した。しかし、疲労の蓄積などから発熱や咳があり、1000メートルは棄権。500メートルと1000メートルを2本ずつ滑ってその合計で争う同大会の総合2連覇は逃した。

記事は、「重度の風邪をひいていた小平は、前日（3日）の試合後にも咳が止まらなかった。残念ながら1000メートルは棄権し、総合優勝とはならなかった」「小平は今シーズン、女子短距離における絶対的な覇者だった」などと伝えた。

また、記事によると、中国のスピードスケート選手・于静（ユー・ジン）は、「彼女は間違いなく素晴らしいアスリート。試合後、彼女がずっと咳をしていたのをみんな聞いている。長い間良くならなかった。こんな状況で連勝記録を伸ばすなんて、本当に尊敬に値する」と語ったという。（翻訳・編集/北田）