日本が31年ぶりに貿易赤字国に転落=円高と原発停止のダブルショック―SP華字紙

Record China    2012年1月11日(水) 11時26分

拡大

9日、日本経済新聞の報道によると、2011年1月から11月の貿易収支は2兆3000億円のマイナス。日本は1980年以来31年ぶりに貿易赤字国に転落することが確実となった。写真は山東省の日本向け水産物加工工場。

(1 / 8 枚)

2012年1月9日、日本経済新聞の報道によると、2011年1月から11月の貿易収支は2兆3000億円のマイナス。日本は1980年以来31年ぶりに貿易赤字国に転落することが確実となった。10日、シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

その他の写真

貿易収支悪化は歴史的な円高で輸出が停滞した一方で、東日本大震災の影響により火力発電所向け液化天然ガス(LNG)の輸入が急増したことが原因だ。原発の運転再開がままならぬ現状では、貿易赤字が今後も継続する構造的なものになると同紙は指摘している。

だが、問題は天災だけではない。2005年、日本・経済財政諮問会議の報告書「日本の21世紀の展望」では、英米と同じく日本も貿易赤字国に転落すると予想されていた。

以前、ブルームバーグの取材に答えたJPモルガン証券チーフエコノミストの菅野雅明氏は、「もし日本の財政状況は改善可能だと外国人が信じなくなれば、日本はギリシャのようになります。貿易赤字の増加に伴い、我々日本人はどんどん貧しくなっていくでしょう」と話している。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携