Record China 2018年3月6日(火) 16時50分
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6日、観察者網によると、台湾の軍当局が制作した軍人募集CMが日本の「ロト7」のCMにそっくりであるとの指摘が出ている。写真はロト7のポスター。
2018年3月6日、観察者網によると、台湾の軍当局が制作した軍人募集CMが日本の「ロト7」のCMにそっくりであるとの指摘が出ている。
ロト7のCMとは、妻夫木聡、柳葉敏郎らが出演するシリーズ。1作目では、車内で妻夫木聡演じる部下が柳葉敏郎演じる部長にロト7の話をしたところ、部長から「君の夢は金で買えるのか」と言われて衝撃を受ける。この一言に感銘を覚え、部長に敬意を抱いていたところ、宝くじ売り場でロト7を買い求める部長と遭遇してしまうという内容だ。2013年から始まったこのシリーズCMは、5年近くが経過した現在でも続いている。
台湾軍の募集CMは、高校の男子生徒と学級長である女子生徒との会話から始まる。「軍に入ると給料がたくさんもらえる」と話をする男子生徒を、学級長が「あなたは今ごろ将来のことを考え始めたの?」と一蹴。その後、男子生徒が街を歩きながら「さすが学級長、かっこいいなあ」と感心していると、「人材センター」から軍隊関連の資料をもらって出て来た学級長と遭遇してしまう。
続編も酷似している。ロト7のCMでは、部下がロト7のキャリーオーバーの話を部長にふると、部長は「くだらん」「興味ない」と返答。「でも昨日…」と続けると、「人違いだ」とぴしゃり。しかしその後、2人で取引先と名刺交換をする際、部長は誤ってロト7の記入用紙を差し出してしまう。一方、台湾軍のCMは、男子生徒が学級長に軍の福利の話を持ち出す。学級長は「くだらない。そういう話、私にしなくていいから」と返答。「でも昨日…」と続けると「人違いよ」。そして、学級長が先生に報告書を提出する際、誤って軍人募集の資料を手渡してしまう、というものだ。
記事によると、台湾のネット掲示板でこのCMが議論となっており「パクっているというレベルでなく、パクりまくっている」「何やってるんだ台湾軍」などのコメントが出ている。ネット上での議論に対して、台湾の軍当局は5日に「メディア企業など7社と内容や手法について議論した上で撮影したもの。テーマやキャスト、セリフ、シーン、音楽いずれにおいてもロト7のCMとは異なる。パクリや著作権の侵害という問題は存在しない」とのコメントを出したという。
ただ、この釈明に台湾ネットユーザーの多くは納得していないようで、改めて「確かにパクリだ。間違いない」「日本のパクリは台湾では日常的だから」「民進党当局は日本人になりたがっているから」といった皮肉めいたコメントが出ているという。(翻訳・編集/川尻)
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