その上で現在の状況について、米国の宇宙財団が今年1月に発行した「宇宙報告書2017(The Space Report 2017)」を基に、「2017年1月1日時点で世界各国が運用中の人工衛星は計1458基。米国が594基、中国が192基、ロシアが136基、日本が60基、英国が41基、インドが45基、カナダが32基を運用中で、韓国も9基の人工衛星を稼動している」と紹介している。2016年における国家別宇宙発射体の発射回数は中国が22回と最多で、後には米国21回、ロシア19回、欧州9回、インド7回、日本4回が続いているそうだ。また、2017年の宇宙開発予算は米国が444億4400万ドル(約4兆7040億円)と最も多く、次いで欧州58億2000万ドル(約6160億円)、中国43億1700万ドル(約4570億円)、日本32億3500万ドル(約3420億円)、ロシア16億3000万ドル(約1725億円)となっており、韓国は6億4700万ドル(約680億円)。国家別の国内総生産(GDP)と比べた宇宙開発投資の割合は、米国0.239%、ロシア0.122%、日本0.062%、インド0.049%、韓国0.046%とのこと。
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