昨年の国有企業トップの汚職、収賄金額は1人平均4億円=死刑判決の即執行ゼロ化で金額増加―中国

Record China    2012年1月16日(月) 22時30分

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15日、中国で昨年、摘発された国有企業トップの汚職金額は平均3000万元(約3億6000万円)を超えたが、死刑判決後に即執行された例は1件もなかったことが分かった。写真は昨年12月、汚職の罪で無期懲役が言い渡された重慶能源投資集団の侯行知前董事長。

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2012年1月15日、中国で昨年、摘発された国有企業トップの汚職金額は平均3000万元(約3億6000万円)を超えたが、死刑判決後に即執行された例は1件もなかったことが分かった。中国経済網が伝えた。

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中国紙・法制日報傘下の雑誌「法人」などが発表した「2011中国企業家犯罪報告」で明らかになった。それによると、中国で昨年、汚職で摘発された国有企業トップの平均年齢は52歳、汚職金額の平均は2010年の957万元(約1億1600万円)から3380万元(約4億1100万円)へと急増した。

同誌は2010年に初めて「企業家犯罪報告」を発表し、世論の好評を得ていた。同誌特約研究員の王栄利(ワン・ロンリー)氏によると、報告は2011年1月1日から12月31日までの間に報道された国有企業トップの汚職事件をまとめたもの。金額増加の背景には、執行猶予付き死刑判決が増え、死刑判決後に即執行されなくなったことも関連していると指摘する。

汚職金額が最も大きかったのは「中国の家具王」と呼ばれた光明集団の馮永明(フォン・ヨンミン)前董事長で、その金額は8億元(約97億4000万円)近くに上った。(翻訳・編集/NN)

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