Record China 2018年3月11日(日) 18時40分
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10日、韓国・聯合ニュースによると、米朝首脳会談推進の動きに、北朝鮮への圧力強化を粘り強く主張してきた日本では「ジャパン・パッシング(日本外し)」への懸念が広がっているという。資料写真。
2018年3月10日、韓国・聯合ニュースは、米朝首脳会談推進の動きに、北朝鮮への圧力強化を粘り強く主張してきた日本では「ジャパン・パッシング(日本外し)」への懸念が広がっていると伝えている。
記事によると、日本メディアは10日、「米朝が首脳会談を推進することになり、国際社会で強硬派として北朝鮮への圧力路線を主導してきた日本が、米国から見捨てられたとする不安が起きている」と伝えた。さらに「米国が既存の立場を突然変え、北朝鮮と対話を行うことは完全に日本の頭越しに(日本を排除したまま)決まった。日本が(議論から)除外されている」と分析した。
立命館大学の藪中三十二特別招聘教授は「今回の急激な展開では、日本は傍観者として置き去りにされた感があり、日本外交は早急に立て直す必要がある」と語った。また、日本総合研究所国際戦略研究所の田中均理事長は「日本政府は問題解決のため、米国や韓国、中国ときちんと連携することを心がけてほしい。圧力ばかりを強調していても、中国や韓国が虚心坦懐に日本に協力しようとは思わない」と述べている。
聯合ニュースは「これまで北朝鮮の脅威を『国難』と強調し、国内政治に利用していた安倍晋三政権の対北朝鮮政策に懐疑論が頭をもたげている」と指摘した。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「われわれの問題に日本が首を突っ込むな」「朝鮮半島の問題。日本には関係ない」「そもそも南北問題に、なぜ日本が必要なんだ」など、南北問題への日本の関与に否定的な意見が寄せられた。
また「表面上は米朝間でことがうまく運んでいるように見えても、どうせうまくいかない。結局軍事オプションを使うことになる」と、米朝間の関係改善の動き自体への懐疑的な意見もみられた。
その他に「パッシングうんぬんを議論する以前に、もともと日本は米国の一部のようなものじゃないか」とするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)
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