中国の全人代代表、バス運賃値上げを提案=ネット猛反発「まずは給料を上げてから」

Record China    2018年3月12日(月) 8時40分

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10日、新浪は、全人代の代表である喩春梅氏が、中国のバス運賃は国際的なレベルよりずっと低いので、バス運賃を値上げすべきと提案したと伝えた。これに対し、中国のネットユーザーから反対の声が多く寄せられた。写真は北京市内の路線バス。

2018年3月10日、新浪によると、全国人民代表大会(全人代)の代表である喩春梅(ユー・チュンメイ)氏が、中国のバス運賃は国際的なレベルよりずっと低いので、バス運賃を値上げすべきと提案した。

喩氏は、「北京や上海のバスのコストは1人あたり4元(約68円)を超えている。しかし運営会社に入る運賃はコストの半分にも満たないため、公共のバスシステムを維持するために、政府からの高額な補助金が必要な状態だ」と指摘した。

その上で、「まず、安すぎるバスの初乗り運賃を値上げし、電子決済の使用率を向上させ、それから全体的な運賃を値上げすべきだ」と提案している。

これに対し、中国のネットユーザーから「私の給料も国際的なレベルからするとずっと低いのですが」「まずは給料を上げてからこういう話をしてくれ」「中国人の平均収入も国際レベルからするとずっと低いからな。適切に給料を上げるべきだろう」とのコメントが寄せられた。

また、「つまり公共性の高い社会福祉的な性質の交通サービスも市場化しろと?」「これは自家用車で通勤することを奨励しているということか?」「成都ではスモッグがひどい時はバス運賃が無料なんですけど。これは公共の交通機関の利用を奨励しているのか?それとも使うなと言っているのか?」という意見もあり、多くの人が値上げには反対のようだった。(翻訳・編集/山中)

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