Record China 2012年1月20日(金) 10時17分
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14日、新華ネットの報道によると、「乾陵博物館」の樊英峰館長は13日、先ごろ報じられ話題になった「乾陵で大規模な発掘を行う」との報道について、「絶対にあり得ない」と否定した。写真は中国・陝西省咸陽市乾県にある「乾陵」。
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2012年1月14日、新華ネットの報道によると、「乾陵博物館」の樊英峰(ファン・インフォン)館長は13日、先ごろ報じられ話題になった「乾陵で大規模な発掘を行う」との報道について、「絶対にあり得ない」と否定し、計画に基づいて、「乾陵」の環境整備と全体の保護を行っているところだと説明した。
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あるメディアは先ごろ、関係機関が武則天の陵墓である「乾陵」で大規模な発掘を行うかどうか検討していると報じ、世論とネット利用者の関心を集めた。これについて樊館長は「われわれは『文物保護法』が文化財保護活動について定めた『保護を主な目的とし、緊急救助を優先させ、合理的に利用し、管理を強化する』という方針を厳守し、文化財に対して効果的な保護を行っている。「乾陵」に対して大規模な発掘を行うようなことは絶対にない」と述べた。
陝西省の乾県にある「乾陵」は、23年の歳月をかけて西暦684年に完成した。中国では唯一、2人の皇帝が合葬された陵墓で、第3代皇帝である高宗・李治と中国史上唯一の女性皇帝となった武則天が埋葬されている。乾陵は保存状態が良く、遺物が豊富で、盛唐時代の物質文化と精神文化を色濃く反映している。乾陵博物館には3900点の遺物が所蔵されている。
樊館長は、「乾陵博物館」は現在、考古遺跡公園と「シルクロード」をユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録する活動を積極的に展開しており、この50年のうちに新たな発掘を行う計画はないと述べた。現在は計画に基づいて環境整備と全体の保護を進めているところで、主に石刻、遺跡、遺物の保護と展示を行っているという。(編集/内山)
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