2018年3月12日、台湾メディア・聯合新聞網によると、台北市の高速鉄道駅にある地下駐車場で、日本人の男が台湾人の女子大学院生に後ろから抱き付き、胸や尻を触る事件が発生した。

記事によると、1月19日夜、大学院生が台中市の家に戻るためにバイクで台北市の南港駅地下1階にある駐車場に入ったところ、突然バイクの後部座席に乗ってきた男に後ろから抱き付かれ、胸と尻を触られた。

2人はバイクもろとも地面に倒れ込み、女性が「助けて」と叫ぶと、男は同行していた日本人に連れ去られるようにして逃走。女性はバイクを止めてから警察に通報した後、高速鉄道に乗って台中へと戻ったという。

警察官が現場に駆け付けた際はすでに加害者、被害者どちらの姿もなく、被害者である女性から電話で男の特徴などについて聞き込みを行い、現場の監視カメラの映像から男を割り出した。そして、付近のホテルに宿泊していた男が翌日チェックアウトした際に取り調べのため連行し、カメラの映像を見た男が容疑を認めたため、逮捕したという。

記事によると、逮捕されたのは日本国籍の村岡という男で自称・銀行員。友人の結婚式に出席するために台湾を訪れていたとのことで、事件については「当時酒を飲んでいて記憶がない」と供述している。警察は、男をセクシャルハラスメント防止法違反の疑いで書類送検する方針だという。（翻訳・編集/川尻）