男女に収入差が生まれるのはなぜ?原因を中国メディアが指摘、中国ネット「女性ならみんな知っていること」

Record China    2018年3月18日(日) 0時30分

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12日、科学系情報サイトの果殻網は、男女の収入差の原因について分析する記事を掲載した。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。

2018年3月12日、科学系情報サイトの果殻網は、男女の収入差の原因について分析する記事を掲載した。

記事は、「男性よりも女性の収入が少ないというのは公認の事実だ。各国の男女の収入には少なからぬ格差が存在しており、デンマークでは女性の平均収入は男性の85%、米国では79%、日本では73%だ」と指摘した。

その上で「多くの人が、これはなぜなのか、女性の能力が劣るからなのか、男女で選択する業界が異なるからなのか、それとも性差別なのか―と考えるが、どれも本質ではない」と主張。男女の収入差の理由について紹介した。

記事は、主な理由として「女性の出産育児」を挙げる。プリンストン大学のヘンリック・クレーブン教授の研究によると、世界的に最も福祉が良い国の一つと言われるデンマークでは、女性の収入は第1子出産後に減少するが、男性にはこのような現象は見られず、職業人生において最終的に女性の方が男性よりも収入が20%も少なくなることが分かったという。

このため記事は、「いわゆる男女の収入格差は、正確には出産育児収入格差、または母親となることの代価だ」とし、「子どものいない女性の場合は男性とほぼ変わらない収入を得ていた」とも指摘した。

これに対し、中国のネットユーザーから「こんなの研究が必要なことか?女性ならみんな知っていることだ。母親になることの代価なんだよ」「フェミニズムもついに反出産育児という段階まで来たか」「つまり生理的な差であり、このため女性の方が男性より経済的に弱くなり、女性への差別につながっているのだ。女性だけが子どもを産むという問題を解決しない限り、男女平等は実現不可能だ」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/山中)

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