意外と最近!旧正月が「春節」になったのはわずか99年前―中国メディア

Record China    2012年1月24日(火) 9時1分

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22日、中国人にとって1年で最も大切な行事である「春節」(旧正月)。実は「春節」と呼ばれ、国民の休日となったのはわずか99年前のことだった。写真は春節を祝う中国各地の人々。

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2012年1月22日、中国人にとって1年で最も大切な行事である「春節」(旧正月)。実は「春節」と呼ばれ、国民の休日となったのはわずか99年前のことだった。新華社通信(電子版)が伝えた。

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中国政府系のシンクタンク、中国科学院紫金山天文台の王思潮(ワン・スーチャオ)研究員によると、中国で旧暦1月1日が「春節」と呼ばれ、国民の休日と定められたのは意外と最近のこと。辛亥革命後の1914年、わずか99年前だという。

現代では、年越しや新年を祝うという意味の「過年」という言葉と「春節」は同じ意味として使われているが、昔は違った。もともと「過年」は「元旦」のことで、「春節」は二十四節の「立春」を指していたのである。南北朝時代(439年〜589年)には「春節」は季節の「春」全体のことをいった。

今のような「春節」になったいきさつはこうだ。1913年7月、当時の中華民国政府(北京政府)内務総長が袁世凱(えん・せいがい)大総統に「元旦を『春節』、端午を『夏節』、中秋を『秋節』、冬至を『冬節』とし、それぞれを国民の休日とするよう」提言したが、結局、「春節」だけが採用された。

こうして旧暦1月1日を「春節」として国民の休日とすることが決定、翌年の1914年から施行された。1949年9月27日、中国人民政治協商会議第1期全体会議で「中華人民共和国」の成立が決まる。この時、西暦の採用も決定、これに合わせて西暦1月1日を「元旦」、旧暦1月1日を「春節」と呼ぶことが定められ、今日に至るのである。(翻訳・編集/NN)

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