人民網日本語版 2018年3月15日(木) 15時50分
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熊本県はPRキャラクター「くまモン」を使って、海外でのPRを強化するために、商品製造・販売を海外企業に解禁することを今年1月初めに発表した。今年10月からは海外企業の使用を解禁し、著作権使用料として小売価格の5〜7%を徴取する。
熊本県の営業部長兼しあわせ部長のくまモンは、日本で最も有名な「公務員」だ。
熊本県はPRキャラクター「くまモン」を使って、海外でのPRを強化するために、商品製造・販売を海外企業に解禁することを今年1月初めに発表した。中国新聞網が日本メディアの報道を引用して報じた。
熊本県はくまモンの著作権使用料を徴取し、海外での放送を想定したアニメの製作にも着手する。熊本の世界での知名度を上げ、訪日観光客増加や県産品の販路拡大につなげたい考えだ。スヌーピーなどの人気キャラクターとは異なる日本の「ゆるーいご当地キャラ」の新たな試みが幕を開けたことになる。
くまモンの「海外進出」には、広告代理店のアサツーディ・ケイ(ADK)や吉本興業、放送作家などが協力する。くまモン隊は「県の力だけでは限界があり、日本国内外の企業と提携することにした」と説明している。
熊本県の調査では、くまモンの関連グッズの売り上げが年々増加している。16年を見ると、売り上げは1280億円で、うち海外が8億円を占めた。これまでは、熊本県の許可があれば、県外の企業でも無料で商標を使うことができた。しかし、今年10月からは海外企業の使用を解禁し、著作権使用料として小売価格の5〜7%を徴取する。
報道によると、当初は日本企業の輸出商品から著作権使用料を徴取する計画だったものの、現地の反対などを受け、県内の企業は無料で使用できるようにした。海外企業との価格競争は日に日に熾烈になっているものの、熊本県は「海外のハイクオリティーの商品を生産できる企業に限定することで、ブランド価値を高める」としている。
くまモンはもともと2011年の九州旅客鉄道(JR九州)九州新幹線全面開業へ向けて熊本県がPRのために導入したマスコットキャラクターだ。そして、予想以上の人気を博し、その人気はアジア各地へと波及した。13年には、オフィシャルサイト・くまモンファン広場が設置され、今年1月の時点で、41万人がアクセスしている。うち、外国人が9万人で、前年より5割増えた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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