人民網日本語版 2018年3月19日(月) 0時0分
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2017年には中国の都市部・農村部のエンゲル係数が29.3%になり、30%を割り込んだ。世界の先例をみると、先進国や豊かな国のエンゲル係数は一般的に20〜30%だ。写真は中国のレストラン。
2017年には中国の都市部・農村部のエンゲル係数(家計の消費支出に占める食費の割合)が29.3%になり、30%を割り込んだ。世界の先例をみると、先進国や豊かな国のエンゲル係数は一般的に20〜30%だ。このパーセンテージに基づき、中国は今や豊かな国の仲間入りを果たしたという見方がある。中国新聞網が伝えた。
国家統計局の毛盛勇(マオ・ションヨン)報道官はこのことについてコメントを発表し、「このデータによれば、中国のエンゲル係数は確かに先進国の仲間入りを果たしているが、だからといって中国が先進国だということにはならない」と述べた。
毛報道官は、「その国が先進国かどうかをはかるには、エンゲル係数だけでなくさまざまな指標がある。1人当たり平均所得、1人当たり平均GDP(国内総生産)、国民の所得分配の状況、平均教育レベル、平均寿命などで、特に大事なのは平均所得だ。2017年には、中国の経済規模は確かに世界2位だったが、平均GDPを平均市場レートでドル換算すると9000ドルにとどまり、世界の中では低い水準にとどまった」と述べた。
また毛報道官は、「党の第19回全国代表大会の報告の中で変わらない2つのことが取り上げられた。中国は今も、これから長い間も社会主義の初期段階にあるという基本的な国情は変わらないということ。中国は今なお世界最大の発展途上国であるという国際的位置づけは変わらないということだ。発展こそが引き続き第一の任務だ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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