2018年3月15日、観察者網によると、中国の男子フィギュアスケート選手で、かつて羽生結弦と「衝突事故」を起こしたことで知られる中国の閻涵（イエン・ハン）がSNS上で引退をほのめかす投稿を行った。

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記事によると、閻は15日午前、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）に「私はある選択をしました。それは、引退して、勉強して足りないものを補い、自分を高めるという選択です。また、違った形でフィギュアスケート競技に貢献したいと思います。未練ややるせなさはあるけれど、常に現実と向き合わなければいけない。皆さんの期待を裏切ることになるが、それは理解してほしい」と書き込んだ。

これに対して、ネットユーザーからは「本当に辞めちゃうの？」「どんな人だって谷に落ちることはある。辞めないで頑張ってほしい」「どのような道を選ぼうと、明るい未来が待っているはず」「あなたの決めたことなら、私は応援する」といったメッセージが寄せられた。

ところが、閻は直後にこのツイートを削除したという。

閻は1996年3月6日生まれで、先日22歳の誕生日を迎えたばかり。ジュニア時代に頭角を現し、2度グランプリファイナルで銀メダルを獲得。12年にはジュニア選手権とユース五輪の2冠を達成した。13年にシニア転向後も同年の中国杯で優勝し、14年のソチ五輪では中国男子シングル最高（当時）となる7位入賞を果たした。

14年11月の中国杯では、フリーの6分間練習で羽生と衝突するアクシデントが起きた。その後は金博洋（ジン・ボーヤン）の台頭で中国ナンバー2となり、今年2月の平昌五輪では23位に終わっていた。（翻訳・編集/川尻）