2012年1月27日、今年の干支は壬辰（みずのえ・たつ）。それぞれに「女」偏を付けると「妊娠」になることから、妊娠・出産に縁起が良いとされている。そのため、中国で今年生まれる赤ちゃんは例年より5％ほど増えると予想されている。北京晨報が伝えた。

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縁起物好きの中国では2000年の「ミレニアム辰年」、2007年の「金猪年」（＝金豚の年、60年に1度の出産に縁起のよい年）、2008年の「五輪イヤー」にも出産ブームが起こっている。どうせ1人しか生めないのであれば、縁起の良い年に生みたいという親心はよく分かるのだが、ただでさえ人口が多く競争が激しい中国。2000年に生まれた赤ちゃんは6年後、小学校入学で例年以上の激戦となった。

今年生まれる赤ちゃんもかなり競争が厳しくなることが予想される。山東省の千仏山医院産婦人科では妊婦の数が前年同期比20％増。昨年末から急激に増え始めた。急きょ診察時間を延長したり、ベッドやスタッフを増やしたりして対応している。寧夏回族自治区銀川市でも各病院で妊婦の数がやはり例年より2割ほど増えたという。（翻訳・編集/NN）