中国企業初!温州商人が米銀行買収=目的は米高官とのコネ獲得―仏メディア

Record China    2012年1月28日(土) 9時43分

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26日、RFI中国語版は、中国春平集団が米銀行「アトランティック・バンク・オブ・アメリカ」を6000万ドル(約46億2000万円)で買収したと報じた。報道によると、中国企業による米銀行買収は史上初という。資料写真。

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2012年1月26日、RFI中国語版は、中国春平集団が米銀行「アトランティック・バンク・オブ・アメリカ」を6000万ドル(約46億2000万円)で買収したと報じた。報道によると、中国企業による米銀行買収は史上初という。

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米銀行を買収したのは、温州商人・林春平(リン・チュンピン)氏率いる中国春平集団。アトランティック・バンク・オブ・アメリカは2008年の金融危機で破綻していた。翌2009年から林氏は買収の交渉を始め、2010年6月にはそのための会社である春平国際金融ホールディングスグループを英バージン諸島に設立。2011年8月には米国にUSAニューHSBCフェデレーショングループを設立していた。

昨年11月末に買収交渉が成立。銀行名は「USAニューHSBCフェデレーション・コンソーシアム」に改名された。なお英大手銀行HSBCとは関係がなく、商標権が問題になる可能性もあるという。

ニューHSBCは小規模銀行として、華人の預金、オフショア金融取り扱いが主な業務となる。もっとも林氏は買収の目的は銀行業務事態で利益を上げることではなく、世界的な組織のフォーラムや会議に出席し、米高官、金融エリートと接触する機会を得ることにあると話している。

林氏は1970年生まれ。1993年にシンガポールの大学院に留学したが、同級生にアナン前国連事務総長(ガーナ国籍)の息子がいるという。その息子によると、林氏は2010年にガーナを訪問し、多くのアフリカの政治家と面識を得た。また、2001年にはガーナの鉱山を50万ドル(約3850万円)で買収。以来この鉱山は年200万ドル(約1億5400万円)の収入を林氏にもたらしているという。(翻訳・編集/KT)

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