Record China 2012年1月29日(日) 6時17分
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26日、中国の経済学者・郭夏氏は、中国は高齢化社会を迎えるにあたり日本を参考にすべきだと説いた。写真は江蘇省南京市の農村に住む高齢者。
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2012年1月26日、中国の経済学者、郭夏(グオ・シア)氏は「日本見聞:高齢化社会、恐るるに足らず」と題した記事をブログで発表し、中国は高齢化社会を迎えるにあたり日本を参考にすべきだと説いた。以下はその内容。
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高齢化社会に関して言えば、日本の今日の状況はわれわれの明日の姿である。日本に行って、高齢化社会は人々が想像するほど悲観的で恐ろしいものでないことが分かった。日本は現在、高齢者人口の割合が非常に高い。昨年、敬老の日の前に総務省が発表したデータによると、日本には65歳以上の人口が総人口の23.3%に当たる2980万人存在している。この人数は、前年より0.2ポイント、24万人増加し、割合と人数でいずれも過去最高だった。
日本では至る所で高齢者が現役で働いている。統計によると、65歳以上の高齢者の就業者数は570万人。うち318万人は大半が臨時雇い的な雇用形態であるものの、企業による雇用人数だという。また、65−69歳では男性は46.8%、女性は26.9%が職を持っている。
高齢化社会の労働力不足に適応するため、日本では自動化や機械化によって労働力を大きく節約している。中国国内でよく見られる飲料の小売店は、日本では至るところに設置されている大量の自動販売機がその役割を代行している。また、機械化や自動化による生産によって、極めて少量の労働力で大量の業務を完了させている。我々も機械化や就業年齢の延長など、十分に準備さえすれば、高齢化社会の労働力不足問題を解決することが可能だ。
さらに、高齢化社会の到来は、高齢者を対象とする新たなビジネスチャンスをもたらしてくれる。日本の医療、養老院や高齢者用商品、健康・保健用品など、介護やケアサービスに関連する産業は非常に発達している。
日本の高齢化社会の成功経験をわれわれが学び、参考にする価値は十分にある。(翻訳・編集/HA)
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