騙されて中国人男性の「花嫁」に…24万円で売られたミャンマー人女性―オランダメディア

Record China    2012年1月31日(火) 13時36分

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28日、ミャンマーから騙されて中国の農村に花嫁として売られた女性(25)が紹介された。写真は09年8月、ミャンマー東北部シャン州で政府軍と地元武装勢力との衝突が発生し、中国側に逃げ込んできた大勢の難民。

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2012年1月28日、ミャンマーから騙されて中国の農村に花嫁として売られた女性(25)が紹介された。オランダのラジオ局RNWのウェブサイトに掲載された。

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女性は中国と国境を接するミャンマー北部カチン州の貧しい農家の出身。幼い頃から畑仕事が優先だったため、21歳でようやく高校に入学した。だが、あと1年で卒業という時になり、学費が底を尽きそうになった。そこで、従姉の勧めに従い、中国の雲南省でアルバイトをすることにした。

ところが、実際は農家の38歳になる息子の嫁として2万元(約24万円)で売られていた。「最初の頃は夜も眠れず、泣いてばかりいました。中国語も分からないし、家族のもとに帰ることばかり考えていました」と振り返る。女性の妹も騙されて中国人男性の嫁として売られたが、上手く逃げ出し、今は故郷に帰っている。

このように東南アジアから数多くの若い女性が騙されて中国の農村部に連れてこられ、中年の独身男性の「花嫁」となっている。その背景にあるのが深刻な「男余り」だ。中国では一人っ子政策が始まると、女性の数が減少した。現在の男女比は120:100。このままでは2020年には2400万人の男性が結婚できなくなる。

だが、この女性はまだ幸運な方だった。殴る蹴るの虐待も受けず、夫側の兄弟や友人らに「共有」されずに済んでいる。それでも、17歳も年上の「夫」との間に愛などない。ただ、3歳になる息子が唯一の慰めになっている。(翻訳・編集/NN)

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