杭州緑城の岡田監督、地元紙の取材で「金満クラブを倒してリーグ優勝」誓う―中国

Record China    2012年2月1日(水) 7時39分

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31日、中国スーパーリーグ・杭州緑城の岡田武史監督に地元紙がインタビューを行った。多忙を極める岡田監督が中国メディアの取材を受けるのは、中国中央テレビのサッカー番組に続いて2度目。写真は12日、キャンプ地の雲南省昆明で選手を指導する岡田監督。

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2012年1月31日、中国スーパーリーグ・杭州緑城の岡田武史監督に地元紙・都市快報がインタビューを行った。多忙を極める岡田監督が中国メディアの取材を受けるのは、中国中央テレビ(CCTV)のサッカー番組に続いて2度目。

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昨年12月15日に監督就任が決まってから45日。岡田監督の頭には早くも全選手の顔と名前が叩き込まれている。前日午後の練習時にはユースから引き上げた若い選手に「さっきミニブログを見たよ」と言って驚かせていた。

岡田監督は監督就任後、大胆なリストラを行い、ユースから一気に9人も引き上げた。新人ばかりのチームとなったが、この“大手術”に監督自身は「すべて計画通り」とかなりの自信をのぞかせる。すでに各選手の特徴を明確につかんでいるほか、選手たちも監督の戦術や考えをしっかり理解しており、「とても上手くいっている」とのこと。

選手の学習能力は素晴らしく、非常に積極的。ベテランも若い選手も仲が良く、チームの雰囲気も良好。あえて足りない部分をあげるとすれば、困難な場面に遭遇した時の臨機応変力。チームの改造も6割は済んでおり、あとは実戦で身に付けていくだけ。2月6日からは日本でキャンプを行う予定だ。

監督就任時に「リーグ優勝」を掲げた岡田監督だが、その思いは今も変わっていない。「ユースから引き上げた若い選手が今後、チームの柱になる」としたほか、補強する外国人選手の人選も済んだようだ。

元フランス代表FWアネルカを獲得した上海申花、ブラジル全国選手権MVPのコンカを獲得した広州恒大と比べると、資金力では負けている。だが、これが岡田監督の闘志を一層燃やした。「プレッシャーは全くない。金持ちクラブを倒して優勝すれば、達成感もひとしおだろう」。

杭州には夫人も付いてきてくれた。「彼女なしだったら監督も引き受けなかった。以前、成績が悪くて日本中に責められたことがあるが、彼女だけは応援してくれた。彼女がそばにいれくれると、とても安心する」と愛妻家の一面も見せた。

普段の食事はクラブの食堂で食べるという岡田監督。お気に入りはにんにくがたっぷりかかったチンゲン菜の炒め物。「三国志」や「水滸伝」など中国の古典小説も読んでおり、中国文化に対する興味も深い。リーグ戦が始まったら本格的に中国語も習い始めるという。(翻訳・編集/NN)

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