Record China 2012年2月1日(水) 15時9分
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31日、中国領海の島々で無秩序な開発による自然環境や生態系の破壊が悪化しており、その修復に巨額の資金が必要だと国家海洋局海域・海島(島しょ)管理司(局)の関係者が指摘している。写真は中国南部・海南島付近の無人島。
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2012年1月31日、経済参考報によれば、中国領海の島々で無秩序な開発による自然環境や生態系の破壊が悪化しており、その修復に巨額の資金が必要だと国家海洋局海域・海島(島しょ)管理司(局)の関係者が指摘している。
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国家海洋局は2011年、中国の領海内の島々が急速に消失しており、資源の無秩序な開発、資源採掘のための爆破、無計画な埋め立てなどによる島の人為的な変形や造成、ゴミや廃棄物の投棄、廃水による生態環境と周辺海域の生物多様性の損失が進んでいることを明らかにした。
同局傘下の研究所の関係者は、こうした島々は人と海の間で“緩衝地帯”の役割を果たしており、台風などの進行を妨げるバリアにもなっていると指摘。2009年に「海島保護法」が施行されたことで、状況の悪化はある程度くい止められているものの、楽観できない状態が続いており、すべての島々の環境を修復するには数百億〜数千億元(1元=約12円)という莫大な資金を要するだろうとしている。
環境悪化と生態系の破壊を受け、同局は2012年に「全国海島(島しょ)資源総合調査」を開始するとともに、島しょの管理・修復・保護を継続して強化していくことを明らかにしている。同調査では海南島、アモイ島、舟山群島以外のすべての有人・無人島で自然資源や所有権の帰属、開発状況、存在する港の把握などの調査を行うとしている。(翻訳・編集/岡田)
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