「中国の北極海での活動は純粋な科学調査」、日本メディアの報道に反論―中国国家海洋局

Record China    2012年2月2日(木) 11時51分

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31日、中国は科学調査を名目に北極海海域に眠る豊富な石油資源を奪い取り、北欧各国への投資を足掛かりに進出し、北極海航路を制覇しようとしている―。日本メディアのこうした報道に対し、中国国家海洋局が反論した。写真は11年1月、ノルウェーのオーロラ。

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2011年1月31日、中国は科学調査を名目に北極海海域に眠る豊富な石油資源を奪い取り、北欧各国への投資を足掛かりに進出し、北極海航路を制覇しようとしている―。日本メディアのこうした報道に対し、中国国家海洋局が反論した。1日付で中国の経済誌・財経(電子版)が伝えた。

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反論したのは中国国家海洋局の曲探宙(チュー・タンジョウ)極地考察弁公室主任。「中国の北極圏内での活動は純粋に科学調査や商業投資を目的としたもの。資源略奪や航路制覇などのたくらみとは何の関係もない」とし、「日本メディアの報道は主観的な憶測に満ちている。北極海沿岸の国々と中国の関係を裂き、中国の正常な活動を邪魔しようとしている」と反論した。

曲主任によると、温暖化に伴う北極圏の環境変化は中国に直接的かつ急速な影響をもたらすため、これを懸念した中国が科学調査を行うのはごく自然なこと。石油などの資源探査はしておらず、そのような能力もないと否定した。

また、日本メディアの「北欧各国に港湾を建設し、補給基地や軍事基地として海洋調査船だけでなく海軍艦艇も出入りさせるつもり」との見方に対し、中国国際問題研究所の阮宗沢(ルアン・ゾンザー)研究員は「中国が北欧国家で行う正常な商業投資活動を略奪や制覇と結びつけるとは、ひどい妄想だ」と一蹴(いっしゅう)した。(翻訳・編集/NN)

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