知日派の中国外相、首相訪日に向け新たな肩書きで日本訪問へ―米華字メディア

Record China    2018年3月21日(水) 13時20分

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20日、米華字メディア・多維新聞は、知日派で知られる中国の王毅外相が、国務委員という新たな肩書きを携えて日本を訪れることになると報じた。資料写真。

2018年3月20日、米華字メディア・多維新聞は、知日派で知られる中国の王毅(ワン・イー)外相が、国務委員という新たな肩書きを携えて日本を訪れることになると報じた。

記事は「このほど留任が決定した中国の李克強(リー・カーチアン)首相が5月に日本訪問することで各方面が一致したことを受け、国務委員に昇格した王外相がこれに先立って訪日し、李首相の訪日に向けた道を整えることになった。4月を軸に具体的な訪問日程を調整中だ」と伝えている。

そして、日本メディアの報道として、王氏が訪日中に河野太郎外相、谷内正太郎国家安全保障局長と会談を行う予定であり、王氏の訪日には日中間の戦略的パートナーシップ強化に向けた環境づくりをさらに進める狙いもあるという情報を紹介した。

記事は「国務委員は副首相級の権限を持つ中国高官の職位。駐日大使の経験を持つ王氏が国務院に昇格したことについて、日本政府関係者からは習近平(シー・ジンピン)国家主席による対日重視政策の現れとして歓迎の声が出ている」と伝えた。

李首相は20日、全国人民代表大会閉幕後の記者会見で「今年上半期は日中韓首脳会談に出席し、日本を公式訪問することを前向きに考えたい」と発言している。記事は「中国は今年1月より、王氏を日本に派遣して李首相訪日に向けた地ならしをすることを日本に打診していた」との情報も併せて紹介している。(翻訳・編集/川尻

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