Record China 2018年3月23日(金) 0時40分
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20日、中国メディアの観察者網は、台湾の孤児院にはカビの生えたパンなどが寄付されていると伝えた。資料写真。
2018年3月20日、中国メディアの観察者網は、台湾の孤児院にはカビの生えたパンなどが寄付されていると伝えた。
記事は、「長年にわたり、台湾の多くの店が余った物資を孤児院に送ることで愛を示してきた」と紹介。孤児院の院長によると、最近ではこうした「余った物資」が送られてくることが多くなったが、中には「カビの生えたパン、酸っぱいにおいのする食べ物、期限切れの牛乳、さらにはセクシーな下着」まで送られてくるという。
記事によると、桃園県議員の王浩宇(ワン・ハオユー)議員が、フェイスブックでこの件について投稿。その中で王議員は「知り合いの孤児院の院長から連絡があり、物資を送ってくれる善良な人が変わってしまったと言っていた」と紹介している。
具体的な例として王議員は、「近所で最近オープンしたパン屋から、売れ残りのパンが孤児院に送られてきたが、すべてカビが生えていた。院長はこのパン屋の店長に対し、遠慮がちに『送るなら新鮮なパンを送ってもらえないだろうか』と言ったところ、店長は怒って『貧しくて金がないんじゃないのか?それなのに食べ物を選り好みするのか?』と言ってきたそうだ」と語った。
王議員は続けて、「酸っぱいにおいのする食べ物や、期限切れの牛乳などを孤児院は受け取るが、困っている。こうした状況は桃園のほぼすべての孤児院で起きており、食べ物のみならず、穴の開いた古い靴下やパンツなども送られてくる。孤児院ではその都度、整理して捨てている。少し前にはセクシーな下着まで送られてきた」と紹介。「孤児院の子どもも、他の子どもと同じように栄養や健康、新鮮な食べ物が必要で、尊重されるべきだ」と結んでいる。
これに対し台湾のネットユーザーからは「このパン屋の名前を明らかにして、店長を教育すべき」との声や、「こんな職業モラルで良いものを消費者に出せるわけがない」との批判の声が出ている。他にも「孤児院は生ごみを捨てる場所なのか」「愛を示すにも人の身になって考えることが必要だ。カビの生えたパンは、健康上の問題がなかったとしても心理的な影響が大きい」などのコメントもあったという。(翻訳・編集/山中)
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