Record China 2018年3月22日(木) 19時20分
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中国の李克強首相が日中関係改善について前向きに検討していることを明らかにしたことを受け、日本では期待感が高まっている。資料写真。
2018年3月22日、環球時報によると、中国の李克強(リー・カーチアン)首相は日中関係改善に向けて訪日などを前向きに検討していることを明らかにした。
李首相は20日、全国人民代表大会(全人代)閉幕後の記者会見で、「日中関係改善の勢いが持続する中で、今年上半期に日中韓首脳会談への出席と公式な日本訪問を積極的に検討している」と話した。
日中関係改善の動きについて、日本メディアは王毅(ワン・イー)外相の4月訪日で両国政府が調整に入ったと報じた。日本が議長国を務める日中韓首脳会談も5月上旬に開催する方向で調整しているという。
また、王外相が全人代で国務委員に選出されたことに注目し、「駐日大使も務めた知日派の王毅外相が国務委員に選ばれたのは、中国指導部が日中関係を重要視していることを示している」と指摘。
日中韓首脳会談が実現すれば、2011年5月の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相以来の中国首脳の訪日となり、2011年12月の李明博(イ・ミョンバク)大統領以来の韓国首脳の訪日となる。首脳間でどこまで信頼関係を築けるかが焦点になる。
日本では日中関係回復に期待感が高まっている。「李首相の訪日を契機に日中間の首脳相互交流を本格化すべき」との意見も出ており、安倍晋三首相の公式訪中や習近平(シー・ジンピン)主席の初訪日につなげるべきだとの声もある。
なお、21日には日中韓3カ国の教育大臣会合が東京で開催され、学生交流事業の推進や、次回の会合を2019年に中国で開催することなどを盛り込んだ合意文書がまとめられた。(翻訳・編集/岡田)
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