中国で問題になっている「精神日本人」は多くが若者、敵対者には容赦ない攻撃も―中国メディア

Record China    2018年3月23日(金) 11時20分

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22日、中国の自メディアによると、中国の「精神日本人」の多くは若者で、敵対者には容赦ない攻撃を加えることが多いという。資料写真。

2018年3月22日、中国の自メディア(新興メディア)・鑑聞は、中国で「精神日本人(精日)」と呼ばれる人々に関する記事を掲載した。

精神日本人とは、中国人でありながら中国や中国人に否定的で、「自分たちは日本の国籍こそ持たないが、精神的には日本人だ」という意識を持つ人々。近年は旧日本軍のコスプレをし、ネット上でたびたび取り沙汰されている。

ネット上を中心に活動を活発にさせており、中国で普及しているメッセンジャーアプリ「QQ」や中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」、ネット掲示板などにも精神日本人のユーザーグループはいくつもあるという。

精神日本人が集まるユーザーグループの中でも古株と思われるグループ「日本の家」に以前参加していたという女性は、単に日本のポップスが好きで共通の趣味を持つ仲間を求めてグループのメンバーになったという。

記事によると、グループ内には分野別にルームがあり、その中には「精日軍史」や「精日軍服」なども。最近旧日本軍のコスプレなどで取り沙汰されている人々は、このユーザーグループから派生したような存在だと女性は話している。

グループ内では日本風のユーザーネームを使う人が多く、中国のことを「他国」や「支那」と呼び、日本のことは「皇国」、自身のことは「昭和男児」などと呼び合っているという。

記事によると、こうしたメンバーの多くは10代後半の若者で、自分たちの正当性を信じて疑わず、他の愛国的なユーザーが日本に否定的なグループを作ると反発。自分たちの活動に批判的なネットユーザーや愛国主義的なユーザーに嫌がらせをしたり、ネット上に個人情報をさらす「人肉捜索」を仕掛けたりするほか、グループ内でも消極的なユーザーを攻撃したりすることさえあるという。2015年には愛国主義の若者との間で暴力事件も起きたという。(翻訳・編集/岡田)

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