日本の新型イージス艦、総合力で中国版イージス艦に及ばない?―中国メディア

Record China    2018年3月25日(日) 23時30分

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24日、新浪軍事は、日本の新型イージス艦は中国版イージス艦には及ばないと主張する記事を掲載した。写真は中国海軍。

2018年3月24日、新浪軍事は、日本の新型イージス艦は中国版イージス艦には及ばないと主張する記事を掲載した。

記事は、最近日本のネット上で、新型イージス艦27DDGの建造中の動画が出回ったことを紹介。「映像から基本的な構造は完成しており、今年中にも進水するのではないかと考えられる」と伝えた。一方で「これと時を同じくして中国でも、中国版イージス055型6号の建造が始まった」とのニュースが伝えられたことも記事は紹介し、両者を比較した。

記事はまず、日本は1990年代に「4隻のこんごう型駆逐艦を建造し、米国に次ぐイージス艦保有国となった」ことに言及。一方で、今では中国海軍も052C/D型駆逐艦の保有数が2桁になり、新型の055型駆逐艦も一気に8隻を同時に建造していると伝えた。日本はイージス艦が6隻しかなく「かわいそうな状況」だとした。

そして、日本は「はたかぜ」型護衛艦が退役するため、「15年の防衛予算に27DDGイージス艦建造の予算を計上した」と紹介。2隻建造予定で、20年には就役する見込みだと伝えた。さらに、27DDGは常備排水量が1万トンを超え、システムはベースライン9を採用、レーダーはAN/SPY−1Dで、AN/SPY−6は23年に導入する予定だと紹介した。

また、動力はハイブリッド推進方式を採用しており、SM2、SM3、SM6、ESSM、アスロックなどの発射能力があり、新艦対艦誘導弾4連装発射筒を2基装備するほか、レールガンやレーザー砲を搭載する計画もあるものの、これはまだ実験段階だと伝えた。

その上で記事は、「27DDGはこんごう型やあたご型と比べてある程度性能が向上しており、特にベースライン9から受ける恩恵は大きく、迎撃ミサイル能力も大きく向上しているが、トン数や艦載電子システムの一体化、ステルスなどの方面では055とは一定の距離がある」と分析した。

そして「日本はこんごう型やあたご型も同様のバージョンアップをする計画で、この8隻のイージス艦が日本の将来の海上ミサイル防衛の要となり、さらには日本国産空母を護衛する艦となるかもしれない。しかし、これは日が落ちる前の最後の輝きにすぎず、海上自衛隊は隣国の海軍に遠く引き離されることは不可避であり、非主流化した存在となるに違いない」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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