Record China 2012年2月12日(日) 7時13分
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9日、中国と韓国が国交樹立20周年を迎えたのを受け、韓国紙は中国の存在の重要さを説いた。写真は河南省の鄭州ハイテク技術産業開発区。
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2012年2月9日、韓国紙・亜洲経済は「20年で再び中国を見る、チャンスに満ちた土地」と題した記事を掲載した。環球時報(電子版)が伝えた。
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河南省鄭州市の新空港から市内に向かう道中、大規模な工事現場が至る所でみられた。鄭州経済技術開発区は同市管城回族区に位置し、昨年12月中旬ごろはまだ掘削機やクレーンが鳴り響く現場に過ぎなかった。河南省は今、中国の繁栄とともに世界の舞台に向け大きな一歩を踏み出そうとしている。
中国では沿海部に集中していた富と資本が徐々に内陸部へと移動しはじめている。次々と工場が建てられ、消費も活発化。これに伴う内需拡大は西側経済への依存度を下げようという政策を後押しする。地域間の発展格差や貧富の差を解消するには、内陸部の開発が急務だが、西部大開発、東北部の旧工業基地の振興、中部の経済開発といった歴史的な大事業が着々と進められている。
中国政府は今後20年、8%の経済成長率を維持し続け、2020年までには「小康社会(やや豊かな社会)」を実現したいとしている。改革開放を推し進めてきたトウ小平が亡くなった後、「中国危機論」が度々論じられたが、それでも中国は8%以上の高成長を30年も続けた。
こうした中、韓国は中国と「国交樹立20周年」を迎えた。これを受け、韓国では専門家が「この20年、中国はチャンスと危険を併せ持った存在だった。それはこれからも変わらない。むしろ今は危険な部分の方が増えている」と述べ、注目を集めている。過去20年を振り返り、今後の20年をどうしていくか、慎重に考える必要があるというものだ。
韓国企業は中国を単なる生産拠点とするのではなく、いかにしてその内需市場を開拓していくかを考えなければならない。政治家たちもそろそろ「中国のことは何1つ分からない」状態から脱するべきだ。中国をチャンスにするのも、危険にするのも、韓国が中国の繁栄に対してきちんと準備をしているかどうかにかかっている。
全く準備をしていなければ、中国の台頭は韓国にとって災難になってしまう。だが、ある程度準備が整っているのなら、それはチャンスへと変わるだろう。韓中両国は経済、社会、文化の各面で驚くほどの成果を挙げた。中国は韓国にとって単なる選択肢ではなく、もはや生死を左右する存在になっている。(翻訳・編集/NN)
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